第7回 西高+α授業
    • 函館開港と音楽 ~西洋音楽受容さきがけの地~


  <日程> 平成22年12月11日(土) 13:00~15:30(事前準備)
平成22年12月22日(水) 16:00~17:00
 
  <場所> 本校音楽室
  <講師> 徳永ふさ子
(声楽家。函館メサイア教育コンサート実行委員会音楽監督。北海道教育大函館校非常勤講師。音楽伝習所「ゲザンゲリーベ」主宰など)
  <出演> 石崎 理(ナレーション、縄文太鼓ほか)
函館メサイア合唱団
池田桂子(ピッコロ、土笛)
池田みどり(ピアノ)
小川春香(西高1年 映像)
函館西高吹奏楽局
  <内容>   私たちの街函館と音楽との関係について、150年前の開港と5000年前の縄文土笛にスポットを当て、合唱や演奏を聴いて、考える授業です。

  第0部 (準備)縄文土笛づくり

  事前準備として、平成22年12月11日(土)に縄文土笛をつくりました。

  第1部 『函館開港と音楽』~開港で函館に伝えられた西洋音楽~

  開港により、函館には日本でいち早く西洋音楽が伝えられました。1854年ペリー艦隊が伝えた音楽と1858年に日本で初めてのロシア領事館付きロシア正教会の聖歌として伝えられた混声合唱です。また、1873(明治6)年にはその教会で高度な音楽教育が始められており、それは文部省音楽取調掛が西洋音楽教育を開始する6年も前のことです。函館の西洋音楽受容の先進性には眼を見張るものがあります。

  第2部 『縄文の響』~縄文の遺物が私たちに語りかけること~

  函館には多くの縄文遺跡があります。「北海道・北東北を中心とした遺跡群」として世界遺産の候補にもなっています。これまで発掘された縄文遺跡には、1万年もの間、戦をした跡が見られないそうです。どうしてこれほど長きにわたり争いを避けることができたのでしょうか。
  当時の価値観 アニミズムでは、森羅万象、すべてのものに精霊が宿ると考えられていました。日常生活は祈りに包まれ、祈りの媒体として音楽がありました。残された遺物(楽器と考えられているもの)の紹介、民族音楽、音楽考古学の資料などをもとに「縄文の響」を考えます。

 合唱曲、演奏曲

  「オールドハンドレッド」「主は冷たい土の中」「はにゅうの宿」
  「ヘイルコロンビア」「もののけ姫」 

 

第6回 西高+α授業
    • 海炭市叙景~西高時代の佐藤泰志~


  <日程> 平成22年11月22日(月) 16:00~17:00  
  <場所> 本校大会議室
  <講師> 西堀 滋樹 氏
(西高18回生。コラムニスト、映画『海炭市叙景』製作実行委員会事務局長)
  <内容>   佐藤泰志は、1949年、函館市高砂町(今の若松町)に生まれる。函館旭中学を卒業後、函館西高に進学。西高在学中の1966年、17歳の時『青春の記憶』で第4回有島青少年文芸賞の優秀賞を受賞。翌年も『市街戦のジャズメン』で連続受賞する。國學院大学入学を機に上京し、いくつもの職に就きながら小説を書き続ける。1977年に発表した『移動動物園』が新潮新人賞候補作となり、作家としての活動を始める。以後、『きみの鳥はうたえる』『黄金の眼』などの作品で芥川賞候補に五度、『そこのみにて光輝く』で第2回三島賞の候補となる。
  その間、1981年に函館に居住し、職業訓練校所に通いながら『海炭市叙景』の構想を練る。
  1990年、東京国分寺の自宅近くで自ら命を絶つ。享年41歳。

 

第5回 西高+α授業
    • 『西高先輩の経験~世界 海 船 貿易~』


 <日程> 平成22年10月15日(金) 16:00~17:00  
 <場所> 本校大会議室
 <講師紹介>   金子 仁さんは函館市蓬莱町で生まれ、青柳小学校、潮見中学校そして函館西高校のご出身です。
  神戸商船大学 大学院を卒業後、日本郵船(株)に勤務され、この間、世界中を見て回る機会に恵まれました。退職後は神戸商船大学 電気工学教室助手を経て、現在は東海大学 海洋学部教授として研究活動に当たられています。
  研究の主な内容は「船の機関室の設計」、「船舶運航の省エネルギー」、「原子力船の運航システム」などです。また、内閣府や横浜市などの各種委員を経験され、現在も国交省船舶電気設備規則委員長、日本船舶技術研究協会委員など数々の公務に関わる要職に携わっておられます。
 <内容>   小さい頃からアメリカに憧れ、船会社に入って外国に行きたい。そんな夢を持った金子仁先生は、郵船浜と呼ばれた函館港を毎日見て西高時代を過ごしました。神戸商船大学に進学後、念願の日本郵船(株)に入社し、船乗りとして世界45カ国以上を訪れました。やがて、船の建造にたずさわることになり、当時世界一大きな6万トンのコンテナ船の建造も行いました。また、日本郵船での後半は、海運行政に関するコンサルタント業務に従事し、原子力船「むつ」等の開発や東京アクアラインの設計にも関わったそうです。この間、神戸大学大学院に通い、56歳で工学博士号を取得。ご退職後、東海大学海洋学部教授として、海の仕事に憧れる若者達の専門教育に当たられています。

 

第4回 西高+α授業
    • 『初めて学ぶロシア語』


  <日程> 平成22年9月7日(火) 16:00~  
  <場所> 本校大会議室
  <内容>   「初めて学ぶロシア語」と題しまして、ロシア極東国立大学函館校のアニケーエフ・セルゲイ・イワーノヴィチ副校長に講演いただきました。
  講演の中でアニケーエフ・イワーノヴィチ先生は、ロシアを身近に感じてもらうために、「日本語にあってロシア語にない表現」や「おじぎと握手」など両国の文化について触れ、ロシアに訪れた際驚かないようにと話していました。また、ロシア語の発音の特徴についても話され、生徒は連続する子音にとまどいながら発音していました。
  およそ45分間の講演の中で、初めてロシア文化に触れる生徒もおり、充実した+α授業となりました。

 

第3回 西高+α授業
    • 『加茂紀子~高校生へのメッセージ』


  <日程> 平成22年6月22日(火) 16:00~
  <場所> 本校音楽室
  <内容>   第2回+α授業でピアノ演奏しました加茂紀子さんが、再び西高+α授業に登場です。現在、ニューヨークで演奏活動をしているジャズピアニスト加茂紀子さんが、西高生に授業をします。函館出身の彼女が、故郷の若者達に夢や挑戦について語る60分間です。
  音楽が好きな人、外国に興味がある人、夢を実現させたい人、函館が好きな人、何かに挑戦したい人、目標がみつからない人、もちろん加茂さんのジャズピアノが聴きたい人も、そんな西高生のために企画しました。是非参加してください。

 

第2回 西高+α授業
    • 体験プログラム『イベントを企画してみよう』

 

<日程> 平成22年6月19日(土)19:00~ (18:30開場)
<場所>  函館ロープウェイ クレモナホール
<目的>  +α授業として、省エネ運動の1つ「キャンドルナイト」のイベントを、生徒が企画・運営し、社会体験を通して環境問題を考える一助とします。
<内容>  (1) 本校生徒が中心となり、キャンドルナイトのイベントを企画し、その運営を行う。なお、函館AMS(アート・ミュージックサポートクラブ)が企画・運営のサポートを行います。
 (2) 省エネや環境問題の学習会を行います。
<イベント>  加茂紀子(ニューヨーク在住、ジャズピアニスト)のピアノにのせて
  第1部 メッセージ朗読
  第2部 加茂紀子 ジャズコンサート
<その他>  「100万人のキャンドルナイト」とは?
  夏至・冬至の夜8時から10時の2時間、みんなでいっせいに電気を消し、ロウソクのひかりでスローな夜を過ごす呼びかけ運動です。
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第1回 西高+α授業
    • 世界を知るプログラム『世界を見つめて。アフリカ・ケニアを知ろう』


<日程>  平成22年5月10日(月)16:00~17:00
<場所>  函館西高校「社数教室」
<内容>  2006年~2008年、青少年海外協力隊員として2年間ケニアで調理技術などを指導してた津田千恵子さん(JICA函館、国際協力推進員)。年末年始にかけてケニアへ里帰り。今のケニアの状況やマサイ村の魅力などを語っていただきます。
<感想>   西高+α授業を受けた生徒から、感想が寄せられました。
  私は今回、「ケニア・アフリカを知ろう」という+α授業に参加しました。講師の津田ちえこ先生は、実際に2年間行き、そこで学んだ様々なことを話してくれました。
  なかでも一番印象に残ったのが、水についてです。
  日本では当たり前のように蛇口から水が出てきますが、アフリカなどでは井戸から水をくんでこないといけません。また、豊富にあるわけでもないので、一滴一滴を大事に使わなくてはいけなく、トイレやシャワーなども、自分で水をくまないと流せないのです。
  津田ちえこ先生は、「日本は水が豊富にあるから、別に無理して節約しなくてもいい。でも、使うときはちゃんと感謝の気持ちを持ってほしい」と言っていました。
  水を無駄遣いし、それが当たり前になっている今の私たちは、その限りある資源を大切にしていかなくてはいけないのだと、改めて思いました。
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