学校行事などをお知らせします
【水泳】第78回北海道高等学校選手権水泳競技大会 出場
7月11日(金)~7月13日(日)、道立野幌総合運動公園水泳プールで上記の大会が行われました。本校から3名の生徒が出場し、木下心晴さんが女子バタフライ100m6位、バタフライ200m5位入賞しました。順位にかかわらず、日々努力し続け、練習の成果を発揮した姿は立派でした。
探究だよりNo.03 ~各年次の取り組みから~
1年次
<夏休み中に取り組んでもらいたいこと>
取り組んでもらいたいことは、「社会と繋がること」です。そのためには様々な体験活動としてインターンシップ、ボランティア活動、イベントスタッフ等に参加してみてください。
1年次の総合的な探究の時間では、函館市西部地区の未来を創るヒトの図鑑をつくり、地域を愛し地域に愛される生徒を育成することを目的に、「ヒト図鑑」の作成を行いました。ここでは、函館西部地区の立地と地域の力を活用した教育活動を展開することで、フィールドワークの方法、インタビューの方法、対象とするヒトの良さに気付く視点を学びました。夏休み明けからはテーマ演習を通して、課題解決のために必要な手法を学びます。課題は「西部地区の危険な個所を探す」、「函館市の幸福度ランキング上昇の方法を提案する」の2つです。どちらも意識しなければ見落としがちな課題であり、自分の事と捉えにくい課題です。対象に適した解決策か、提示した解決策は実態に即しているのか、実現性はあるのか、裏付けとなる情報はあるのかなど、自身が体験しなければ理解できないことがたくさんあります。そのため、夏休み中には様々な体験活動に取り組める人になってほしいと思っています。長期休暇の社会は、生徒との繋がりを構築する機会だとして様々な体験活動を提供しています。ぜひ参加してみましょう。
2年次
<2年次の探究活動について>
個人探究のテーマや問いが決まったものの、学校祭や考査をはさんだことで探究が進んでいない人も多いと思います。暑くて長い夏休みになると思いますが、この夏休みを十分に活用して、日頃できないような探究活動にチャレンジしてみてください。
特に、外部へのヒアリング等の調査は平日にしか対応できないところもありますので、チャンスだと捉えて積極的に活動しましょう。なお、外部にいきなり押しかけるのではなく、必ずゼミの先生に相談してからヒアリング等に行くようにしてください。
みなさんの中には、探究って何やればいいかわからないから嫌いなんだよなぁと思っている人もいるかもしれません。しかし、本来は探究はとても面白いものです。自分の興味関心だけでなく、普段生活している課題を解決したり、自分の人生を豊かにするための活動だと前向きに捉えて有意義な夏休みにしましょう。
探究は人生における最大の娯楽です。
3年次
<探究成果発表会を終えて>
7月16日(水)から7月22日(火)の期間で、函館市地域交流まちづくりセンターの1階展示スペースにおいて、3年次の探究成果発表を行いました。この取組みは地域課題や興味に基づいた実践的な探究活動の成果を外部に向けて発信することを目的としています。今年度は各ゼミで活動する中から代表として合計31チームを選出し、発表スライドを基にしたポスターや小論文、成果物等を展示しました。
7月19日(土)には同会場にて、午前・午後の2部構成で各26チームが登壇しました。それぞれ思いのこもったプレゼンテーションを行いました。
発表には、北海道大学やはこだて未来大学などの関係者をはじめ、共創サポーターや保護者、地域住民などたくさんの方々が来場してくだいました。生徒たちの発表に対しては、「地域の未来や進路について真剣に考えていることが伝わった」「このような点について深めていけばよいのではないか」といった、鋭くも温かいコメントが数多く寄せられました。
この発表会をもって、3年次生の今年度の探究活動はいったん一区切りとなります。生徒だけでなく、教員も学びの多い機会となりました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
<函館大学図書館を利用しよう。>
函館大学からのご厚意で、函館西高校の生徒へ図書館を開放していただけることになりました。
探究学習の調査や、学習のための場所として活用してくださいとのことです。高校の図書館とは蔵書数も違います。大学生を疑似体験できるいい機会にもなろうかと思います。
最初に利用するときに、本校の身分証明書を提示すると、大学図書館を利用するためのカードを発行してもらえます。2回目以降は、そのカードで出入をします。
函館大学の近所に住んでいる人はもちろんのこと、西高生であれば誰でも利用できます。自分の居場所のひとつとして、足を向けてみてください。休館日等は、大学図書館のHPで確認してください。
令和7年度PTA交通安全街頭指導を実施しました
7月16日(水)、今年度のPTA交通安全街頭指導を実施しました。PTAの皆さんと本校教員合わせて約20名が、本校生徒の多くが通学で利用する八幡坂、日和坂、末広町電停などにて、下校時の安全を見守りながら、通学マナー向上に向けて声かけを行いました。また、今回も函館西警察署による自転車交通マナー向上を呼びかける取り組みも合同で行われました。
朝から降った雨の影響があり、大変蒸し暑い時間帯となりましたが、「気をつけて帰ってね」、「さようなら」など笑顔で挨拶を交わしながらの取り組みとなりました。
ご参加いただいた保護者の皆様ありがとうございました。
つゝじヶ丘同窓会奨学金授与式が行われました
7月17日(水)、校長室にてつゝじヶ丘同窓会奨学金授与式が行われました。
つゝじヶ丘同窓会奨学金は、西高生の充実した学校生活を送ってもらうために、公立高女第26期生有志一同のご厚意を元に設立されたものです。
授与式では、つゝじヶ丘同窓会長から、18名の生徒一人ひとりに奨学金が授与されました。また、同窓会長から奨学金の歴史と西高の伝統についてお話をいただき、代表生徒からお礼の言葉を述べました。
「つゝじヶ丘同窓会」のみなさま、西高生へのご支援に改めて感謝申し上げます。
つゝじヶ丘祭2025 3日目
7月5日(土)、つゝじヶ丘祭3日目は一般公開をいたしました。保護者や地域にお住まいの1,310 名の方々にご来校いただきました。校内では、各クラスのアミューズメント、模擬店、有志発表、部局同好会展示(茶道部・文芸部・美術部・競技かるた部・図書局・写真部・ボードゲーム同好会・はこにしクリエーション同好会)、探究成果発表が行われ、賑わいをみせました。閉祭式では、各部門の結果発表が行われ後、行事実行委員長からの挨拶で幕を閉じました。また、学校評議員会も行われ、4名の学校評議員に本校の取組状況を説明し、学校祭見学後に、様々ご意見をいただきました。
3日間の学校祭を無事終えることができました。ご協力を頂きました皆様に感謝申し上げます。
つゝじヶ丘祭2025 1日目
つゝじヶ丘祭2025が「今日青春しにきました」をテーマに本日スタートしました。
1日目は、全校生徒が函館市民会館大ホールに集まり、開祭式、合唱コンクール、吹奏楽局発表、ショートムービー発表を行いました。行事実行委員長からの元気な挨拶でスタートし、花松校長先生と生徒会長から挨拶がありました。全校生徒で校歌を斉唱した後、各クラスで決めた自由曲の合唱で18クラスが競いました。また、吹奏楽局は、5曲を披露してくれました。会場には、約450名の保護者の皆様に観覧していただき、1日目を終えました。
明日4日(金)は15時30分から西部地区で仮装パレード、5日(土)は10時から13時40分まで一般公開を予定しています。
「街ガチャin函館」を公表しました
本校探究活動をしている3年次生2名がデザインを立案し、校内の約100名を対象にアンケートを行って、創立130周年を迎える函館商工会議所へ提案したものです。デザインは、カプセル販売を行う「funbox」の登録商標で、10種類(函館山ロープウェイ・函館市電・函館市長・五稜郭・やきとり弁当・イカの塩辛等)のアクリル製キーホルダーとなります。27日から1個300円で校内の他に、JR函館駅や五稜郭タワー、函館山麓駅など市内9ヵ所で二次元コードによる決済のみで販売します。
6月23日(金)NHK函館放送局で報道されました(映像はこちらからご覧になれます)※NHK函館放送局から許諾済
第3回探究懇話会を実施しました
6月10日(水)に探究懇話会を実施しました。函館市 観光部 観光総務課イベント・フィルムコミッション担当の成田 晃浩 様と巖 美羽 様をゲストとしてお招きし、「観光とまちづくり」について講演いただきました。また、講演後には、参加した生徒・教員・ゲストで共創タイムを行い、観光とまちづくりについて様々なアイディアを出し合いました。今後の探究活動の充実のためのヒントを得る機会となりました。
第74回北海道高等学校PTA連合会大会道南大会「第2分科会」会場校を担当しました
6月8日(日)に、標記大会を本校体育館会場で実施しました。
降っていた雨も上がり、晴天の中、道内から94名の参加者が本校へ訪れました。
分科会では「進路とPTA活動について」をテーマに、参加者が協議を行いました。また、分科会終了後には、屋上を開放し、参加者が記念写真を撮影しました。
会場の看板の文字は、本校書道部員が書きました。
探究だよりNo.02
探究だより No.02 ~20250508函館西高「Feel度Walk」+α~
探究全体講演会があった日の5・6校時に、3年次生14人が、市川先生と、「Feel度Walk」を体験しました。
3年生14人は、市川先生からレクチャーを受けた後、各自スマホを持って校内を30分間~Feel度Walk~。集めた写真を元に知図を描いてシェアしました。
<レクチャー>
<フィールドワーク中?> <みんなでシェア>
後日、市川力先生から、「スケッチ知図コラージュ」と「エッセイ」が届きました。
<市川先生制作のスケッチ知図コラージュ>
男子2人の「知図」がたまたま隣接した場所をそれぞれ描いたものになっていて、組み合わせたらちょうどその場が再現された。(コラージュの左上)
「こりゃあすごい!3D知図の誕生だ!」と大盛り上がりした瞬間。
市川先生から届いた「メッセージ」と「エッセイ」
「函館西高校の高校生の描いた知図コラージュを作成していたら、高校のすぐ近くが生誕地である亀井勝一郎さんの魂がおりてきました。そこで亀井さんの名文「函館八景」という文章を借りて「なりきり作文」。ジェネレーターは「なりきる」ということで駄文ご披露します。生徒さんたちにもシェアしてあげてください。」
「函館八景+1 九景目 教会堂近くの高校」~エッセイ~
私が世を去って来年で60年である。ちょうど還暦直前だったので、生きた年月と死後の経った年月が同じになるわけだ。私の名前が世に知られたのは入試問題の文章としてよく使われたからであろう。しかし、それも今は昔。入試に私の文章が出ることはほとんどなくなった。私の家のあった本願寺の角には生誕の地の石碑が立っている。それなりに存在感があるので通行する人の目を引くだろうが、亀井勝一郎の名を見ても、一体誰だと思うに違いない。死後の還暦の感慨とはこういうものかと冥界で感じるのである。
かつて生家の隣りにはローマカソリック教会があり、その隣りのハリストス教会の間は、道路になっている。私は幼年の思ひ出があるためでもあろうが、山ノ手のこの静かな道が大好きなのだ。
教会の塀に沿うて、大きな白楊が立ち並んでいた。二つの塔を左右にみながら、西の方向へ少し歩いてもいいし、また坂道を登ってやや小高いところへ出てもいい。白楊のあいだから港湾全体を一望のもとに眺めおろし、塔と白楊並木との調和を、様々な角度から眺めるのが私の楽しみであった。
ハリストス教会の西隣りには、私が少年時代に通ったメソヂスト派の遺愛幼稚園と日曜学校が今もある。そこを通るとき、ふと洩れてくるオルガンの音は幼年の日の思い出だった。
久しぶりに下界に降りてみて驚いたのは、ハリストス教会と遺愛幼稚園の間に高校ができていたことだった。函館西高校という名前らしい。
校舎に向かう急坂を登ろうとすると男子生徒たちがカメラを持って歩いていた。その脇を通り抜けて校舎の端まで登り切ると今度は女子生徒たちが同じようにカメラを持って何かを撮っていた。
観光客ならば、写真映えする港の景色を撮ろうとするだろう。しかし、あるものは友達の持つ松ぼっくりを撮り、またあるものは石垣の色の違いを撮っていた。それを撮って何の意味があるのかと思えるようなものばかりをあてもなく撮り続けている彼らに話しかけてみると、
「なんとなく気になったもの・ことをとりあえず撮っているだけなんです」
と言う。なるほどそれは面白い。私は彼らを追って歩いた。30分もすると彼らは教室に戻り、撮った写真をスケッチし始めた。色ペンやクレヨンで撮った写真を模写している。いつの間にかみな没頭し、静かな時間が流れた。
描き終わったスケッチは、学校内を歩いただけなのに、さまざま。にもかかわらず期せずしてつながるものが出てくる。あるものが描いた石垣の絵が、別のものの描いた石垣前のたんぽぽを始めとする野の草の絵とたまたま重なる。二枚の絵を組み合わせれば立体的な絵画になっているではないか。これには一同感嘆する。
クレヨンや色マジックという画材が、単なる写実ではなく、ささやかな発見への感動の反映された味わいのある絵を生み出す。生徒の描いた十数枚の絵を並べてみると、緑を基調として点々とした黄色に彩られる。春の函館を感じさせる柔らかな気配が現れている。
私はかつて
繊細な感受性とは、ニュアンスへの鋭敏さともいえるだろう。日本語でいうなら陰翳(いんえい)への愛だ
と書いた。彼らは人の影、ものの影、何かが残した跡、そして春の息吹の中で取り残された何かを、つまり、図そのものではなく地となる風景を表現している。「なんとなく」という人に備わった感性を作動させて、心からほとばしり出た素の発見が立ち現れている。確かにこれは見事に「知」であり、「知図」とは言い得ている。
期せずして青春の瑞々しさを思い出した。死後改めてこのような体験ができたとは、ぜひこれを八景に続く九景目につけ加えたい。そして天から教会の鐘の音とともに彼らを見守りたいと思う。
以上、市川先生から届いたメッセージとエッセイでした。
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